村長(
古川健治君) おはようございます。
それでは、1番
高橋議員からございました質問にお答えを申し上げます。
「冬季間の
住民安全対策について」のまず1点目のご質問でありますが、火災等の緊急時においては、正確な
情報把握と事案に応じた的確な
出動指令による迅速な対応が、村民の生命と財産を守り、被害を最小限にとどめるために極めて重要であると認識しているところであります。
その
連絡体制につきましては、従来の六ヶ所消防署1署体制から、平成5年に北分署、平成12年には南分署を開設し、1署2分署体制で広域な村内における緊急時の迅速化に努めてまいりましたが、さらなる的確化・迅速化を図るため、先ほど議員からもありましたように平成16年度で六ヶ所消防署に
消防緊急通信指令システムを整備し、
地図情報との連動による
自動化等により的確な指令と
現場到着までの時間短縮を図ってきたところであります。
さらに今年度は、従来
消防署員が手動で行っている各
消防団屯所等の
サイレン吹鳴装置を
消防緊急通信指令システムと連動する装置に整備中であり、消防署と消防団のより的確で迅速な
伝達指令体制が図られるものと考えているところであります。
また、
消防水利についてでありますが、特に降雪期においては、
防火水槽・消火栓の巡視や除雪をきめ細かく実施する等の万一に備えた点検・管理の徹底を図っており、今年度は
石油貯蔵施設立地対策等交付金による
防火水槽3基の新設や、水道の
配水管敷設にあわせた計画的な消火栓の更新・新設等、
消防水利の充実に努めているところであり、今後も
防災能力向上のため
防災消防施設・資機材・
消防水利等の拡充に計画的に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、冬季間における交通の確保につきましては、村道の円滑な車両の通行を確保するため、
除雪計画に基づき
村内全域を17工区に分けて、おおむね降雪5センチを目安に
除雪作業を行っているところであります。
また、村道以外の場合、除雪は原則として個々に行うことになっておりますが、個々で対応が困難な場合においては、自治会からの要請を受けて
生活道路の確保に努めているところであります。
村といたしましては、今後とも村民の安全を守るため、緊急時の対策等について、ただいま提案があったことも含めて、住民の意向を十分に踏まえてその確保に努めてまいりたいと考えているところでありますので、ご理解を賜わればと思っております。
次に、2点目の
ひとり暮らし、
老人家庭等に対する
除排雪作業の支援についてでありますが、現在村として行っている支援策は
ひとり暮らしの
高齢者等に対する
除雪支援であります。これまで
地区行政連絡員及び
担当地区民生委員に
巡回調査等をお願いし、雪による被害が生じるおそれのある場合等の情報が
健康福祉課に寄せられたときには、
防災環境課と連携し、消防署・
地区分団の協力を得ながら
対象世帯の屋根の
雪おろしを行っております。
また、屋根の
雪おろし以外に、玄関前の
除雪作業を昨年10月に設立した
シルバー人材センターにお願いしている次第であります。
この
除雪対象者は基本的に65歳以上の
単身世帯等でありますが、同一敷地内や同
地区区域内等で家族や親類等の支援が受けられる場合は対象外としているところであります。
しかしながら、ことしのような大雪によって
高齢者等が住んでいる家屋及び玄関前等の
除雪要望が多いことなどから、今後これまでの課題を整理・改善しその方々の支援策を講じてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げまして答弁とさせていただきます。
議長(大湊 茂君) 1番。
1番(
高橋文雄君) 1点目のいわゆる
生活道路の関係でございますが、確かに地域、自治会、いろんな要請もあるでしょうし、あってまた当然だと私は思います。しかしながら、そういう要請あるなしにかかわらず、村民一人一人が同じ福利の向上といいますか、福利を享受できる体制というのが本来の福祉のあり方だろうと、私は常にそういうふうに思っております。
きょうの新聞にもありましたけれども、久慈市でしたか、いわゆる消防の救急車の退出が出ていました。あの道路ができて、たった4分といったらいいでしょうか、本当にたったじゃなくてこの4分が人命を助けるときがあるということを考えると、今我々地域の中で、
生活道路が全く村の除雪が入らないことによって車が入れないところがはっきりとして、歴然としてあるわけです。そこのところをやはりもっともっと深刻に考える必要があるのではないかなと思うわけです。私は、村道の除雪については本当に恵まれすぎているほどの整備ができていると思います。その辺をちょっと加味していただいて何とかこういう、全く行けない、いろいろな状況はあるでしょう。あるけれども、今の六ヶ所村の状況だとちょっと手を加えればできるような気がします。その辺をよろしくお願いしたいと思います。
それから、消火栓、いわゆる
生活道路とあわせて、今
消防署員が、先ほど村長が話したみたいに69名ですか、配置してあります。本部、南、北。その69名の中で、日夜24時間そういう体制をとっております。それで、その余力の中で消火栓・
防火水槽の除雪を雪が降るたびにやっているわけです。これは大変な労力だと思います。本当に
余剰人員はないでしょう。その中でこれを繰り返すということは非常に何か情けないような気がします。そういう意味では、多
雪型消火栓というものがもう既にあるわけです。それを、予算の関係で一度にできないとしても、やはり計画的にかえていく必要があるんじゃないか。今六ヶ所の消火栓が、私数えてみましたら316個あります。316個あるんです。
防火水槽も170。村長がおっしゃったみたいに大変な設備だと思います。それは、村民一人一人の安全という意味では大変いいことだと思うんです。ことしも計画にある。そういう意味では、
防火水槽にもついているような多雪型の
消火栓吸出口、そういうふうな形で対応できればいいかなと思うんですが、その辺についてよろしくお願いしたいと思います。
再度村長に一つだけ確認しておきたいのですが、また話が戻るんですけれども、
福祉対策の中で、先ほど
高齢者、いわゆる
ひとり暮らしの話が出ました。私思うに、
シルバー人材センターに任せるのもよし、そういうふうなことで対策を講じているといいますけれども、現状を見るとなかなかやはり追いつかないでいるのではないのかなという気がします。確かに雪が大変ことしのように降っているわけですから、そういうふうに手が届かないということもあるかと思いますが、私はやはり
シルバー人材センターに任せるよりは、村自体がもっともっと村民一人一人の状況を把握する努力が必要ではないのかなという感じがします。
今、今年度青森県の雪害によって起きた事故、死者が青森県は本当に少なくて全部で7人だそうでございます。そのうち六ヶ所は1人もございません。しかもその
被害状況もほとんど六ヶ所はないんです、幾ら雪が降っても。これは、福祉がいいということもさることながら、今現在こういうふうな事故がないということは非常に幸いなことだと思います。その幸いなうちにこの
福祉対策をもっともっと完備して、そしてこの災害が一生起こらないような
福祉対策をするのがやはり福祉の前提だろうと私は思います。その辺について村長の考え方を再度伺って私の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
議長(大湊 茂君) 村長。
村長(
古川健治君) ただいまございました質問にまずお答え申し上げます。
地方自治体の目的は福祉の増進にあるわけですので、今
高橋議員からありましたように、事故が起こらないうちにその
福祉対策、
安全対策を講じることが必要だと、自分もそう思っています。特に大事なことは、村民一人一人の思いを十分に把握してきめ細かな対策を講じて、一人一人の思いに対策が届くような状況にしておくというのが大事だと思っています。
状況把握等十分でない部分も、自分も聞いています。現にこの部分がどうなっているんですかということを直接聞いたこともありますので、その
状況把握等も万全な体制でとれるような状況で今後の
福祉対策に努めてまいりたいと思っています。以上です。
議長(大湊 茂君) 1番議員の質問が終わりましたので、次に、2番
岡山勝廣議員の登壇を許します。
2番(
岡山勝廣君) おはようございます。2番議員の岡山であります。
議長のご承認をいただきましたので、通告に従い
一般質問をさせていただきます。
私は、本議会において、
高齢社会に対応した
人材活用策と
高齢者福祉の問題について質問と要望をさせていただきます。
国連機関によりますと、65歳以上の
高齢者が人口に占める比率の7%以上で高齢化しつつある社会を
高齢化社会、高齢化がさらに進行して14%以上の高い水準に達し、それが持続されている社会を
高齢社会と呼ぶとのことであります。
日本における高齢化の現状は、1994年、今から12年前に既に
高齢社会の段階に突入し、2003年時点における
高齢人口比率は19%と、既にヨーロッパの長寿国である
北欧スウェーデンと並ぶ世界一の
高齢国家となっております。
当村における
人口比率は、平成5年において14.9%と
高齢社会に突入した状態となり、平成12年には16.7%となっております。昨年実施された国勢調査の結果がまだ公表されておりませんが、これまでのトレンドから推察すると平成17年度の数値は18%台に達するものと推察されます。
一方、最近
マスコミをにぎわせている言葉の一つに2007年問題があります。ご承知のとおり、2007年問題とは、
堺屋太一氏の造語として広く知られる、昭和22年以降に生まれた世代である「団塊の世代」が60歳の
定年退職を迎え、会社等の
社会組織から大量に排出されることによる、日本の
企業と日本の社会の
活力低下を危惧する問題であります。日本の戦後における驚異的な
経済成長の源泉となった
各種システムを構築し、またその構成員として
企業や社会の発展に貢献してきたこれら世代が、まだ十分な能力、体力、技術を有しながらも、定年制という制度のために
企業から一斉に去らねばならない事実に我々日本人は直面することになります。
日本社会がまだこの問題に対する確たる方策、対策を見出せないでいる現状に対し、
台湾政府が最近、このような日本の優秀な人材の確保をねらったと思われる
優遇ビザ制度を発表して
マスコミの注目を集めたのはまことに皮肉な話であります。
このように我が国の高齢化問題は既に待ったなしの状況にあり、このことが
社会保障制度など
日本社会の根幹を揺るがす問題であることは周知の事実であり、
国家社会の
活力保持の観点も含めこれら問題の解決は国の最
重要課題の一つであります。
我が村においても、国よりも5年ほど遅いスピードではあるというものの、着実に高齢化は進行しており、
高齢者に
生きがい、働きがいを提供する施策の展開は、村の発展のための
活力保持の面でも村政にとって重要な
政策課題であると認識するところであります。
古川村長におかれては、
村長就任時の
施政方針において
福祉関係について、前村長の掲げた
福祉青森県一を目指すという基本的な考え方、具体的な施策を継承しながら、進展する
高齢化社会への対応をさらに充実させてまいりたいと、その考えを表明しております。
そこでお尋ねいたします。
第一に、
高齢化社会に突入して久しく、2007年が間近に迫った現在、
高齢者が健康で安心して生活できることとあわせて、技能、知識、経験豊かな
高齢者を社会において活用するという観点での
高齢者対策は村の最
重要課題の一つであるとの認識のもと、
高齢者の
具体的人材活用策に対する村長の考え方をお示しいただきたい。
第二に、村で設置の六ヶ所
村老人福祉センター及び六ヶ所
村地域交流ホーム等の
福祉施設について、現在、休館日が毎週月曜日と年末は29日から正月3日までとなっております。これら施設の運用に当たって村内の
高齢利用者等から、休館日の縮小、廃止による年中
無休利用の実現と、六ヶ所温泉やろっかぽっか等村内の
温泉施設を割引利用できる制度の新設に対する要望の声がありますが、その実現について村長のお考えをお聞かせ願いたい。
村長の誠意あるご答弁をお願いし、私の
一般質問とさせていただきます。
議長(大湊 茂君)
岡山議員の質問に対し、村長の答弁を求めます。
村長(
古川健治君) それでは、2番
岡山議員からございました質問にお答えを申し上げます。
高齢社会に対応した
人材活用策と
高齢者福祉についての、まず第1点目の
高齢化対策としての
高齢者の具体的な
人材活用策についてでありますが、村はこれまで
高齢者の持っている豊富な経験や技術の習得に努め、
地域社会に貢献できる
環境づくりに取り組み、さらには
高齢者が
生きがいのある生活に役立てることができるようなさまざまな対策を講じてきたところであります。また、数年前から村民の強い要望のあった六ヶ所
村シルバー人材センターについては、関係者のご理解とご協力によりまして昨年10月に設立し、同時に六ヶ所
村社会福祉協議会にその業務を委託しているところであります。
少子高齢化が急速に進展している中、
定年退職者等の
高齢者の希望に応じた補助的、短期的な就業の機会を確保し、
高齢者が習得している技術、経験を活用して社会に貢献するとともに、
生きがいと今後における生活の指針として役立て、福祉の向上と
健康増進を図り、活力ある
地域社会づくりを目指すこととしているところであります。
対象は村内に在住する60歳以上の方で、
センターに会員として技術や経験のある職種等も合わせて平成18年2月現在で31名が登録をしており、これまで
車両誘導員及び
除雪作業員として、延べ100名を超える依頼を受けその作業に当たっております。しかし、
センターの設立は10月末で年度途中と冬場のため作業等の依頼が少なかったとも思われます。
今後とも村内外の公共及び民間の団体、個人に対して
シルバー人材センターのPR等の
周知徹底を図り、その目的に沿い
高齢者の活用を積極的に取り入れてまいりたいと考えているところであります。
また、先般の議会において
岡山議員からご提言のありました、
子供たちの通学等における事件の
発生防止対策の一環として、
シルバー人材センターの活用を図り安全に安心して
登下校等ができるよう新年度から実施に向けて、現在
教育委員会を初め関係者と協議をしているところであります。
2点目の六ヶ所
村老人福祉センター及び六ヶ所
村地域交流ホームセンターの休館日の縮小、廃止による年中
無休利用の実現と、
村内温泉施設の
割引利用制度の実現についてでありますが、まず
老人福祉センター及び
地域交流ホームの
管理運営業務については、六ヶ所
村社会福祉協議会に委託をし、主な
委託業務としては、施設及び設備の
維持管理、
施設内外の清掃、
公衆浴場の
運営管理等であり、施設の使用できる時間や休館日については村条例によって定められており、時間は午前9時から午後9時まで、休館日は毎週月曜日と年末の12月29日から1月3日までとなっております。
さて、お尋ねの休館日の縮小と廃止による年中無休の
利用実現については、まず、その期間の
利用希望者がどの程度あるのか、さらには施設の管理上可能なのか、現在のところ毎日午後9時以降は簡単な清掃をし、休館日の月曜日には浴槽、ふろ場も含めて大がかりな清掃をしているところでありますが、早急に村民の意向等を踏まえ調査の上検討してみたいと考えているところであります。
また、入浴料の
割引制度の提案については本職も同感であり、さまざまな角度から検討した結果、
高齢者が入浴の回数をふやすことで家での閉じこもりを解消し
健康増進と心の健康を保つため、18年度から
村内在住の70歳以上の方々に対して、1人
当たり年間50回を限度として、村内4施設(
老人福祉センター、
地域交流ホーム、六ヶ所温泉、ろっかぽっか)の入浴料を無料とするための予算を本
議会定例会にお願いしているところであります。なお、そのためのバスを配車計画しておりますので、ご理解を賜わりますようお願いを申し上げて答弁とさせていただきます。
議長(大湊 茂君) 2番。
2番(
岡山勝廣君) 非常に前向きな、また積極的なご答弁ありがとうございます。
その中でまた二、三点ちょっと聞きたいんですが、
シルバー人材センター、去年の10月の設立で31名と。今まで大体5カ月で約100名の活用。多いと評価するか少ないと評価するかは別として、私はちょっと少ないのかなという気がします。そしてまた、村内の
企業などにこの
シルバー人材センターをどういう方法で告知しているのか。その辺私もよく見た記憶が余りないんです。その辺もっと活用できる窓口を広げるためにも積極的な告知をするべきでないかなと思いますが、その点について1点。
それから、
泊小学校の
シルバーの活用について非常に早い動き、評価したいと思います。これからも、
泊小学校、また限らず要望があれば他の学校でも考えるべきでないのかな、これは答弁要りません。
まず先にこの1点をお願いいたします。
議長(大湊 茂君) 村長。
村長(
古川健治君) ただいまの質問にお答えを申し上げます。
今議員からもありました、設立が10月末ということであったことと、そのため十分なPRが不足していると自分でも思っております。先ほど答弁させていただきましたように、
関連機関等についてもっと手続とか
周知徹底を図って、より活用していただけるような方策を考えてまいりたいと思っております。
議長(大湊 茂君) 2番。
2番(
岡山勝廣君) ありがとうございます。より多く動けるような方法を早急に実施していただきたいと思います。
続けて、平沼の
老人福祉センターなんですが、週1回の休みというのは、衛生上とかいろんな絡みがあるような感じは受けるんですが、民間ですとほとんど休みなしか月に1回ぐらいの休みなんです。あそこのお湯も非常に評判がいいんです。「何で週に1回休みだべ」という声が結構多いんです。ですからできれば、月1回ぐらいはいいとして、週1回を何とか変えていただくように担当課にお願いしたい。これが一つです。
それから、正月、29日から3日まで6日間休むんです。民間では考えられないです。いや、これが
役所仕事だと言われても仕方ない話なんです。
社会福祉協議会もあれは役所ですか。これはどちらか後で教えてください。
役所仕事と言われないためにも、まず31日とか1日と合わせて2日ぐらいはやむを得ないとして、6日間というのは長過ぎると思うので、これをどういうふうに検討していただくかもお答えください。
それからもう一つ、70歳以上が年間50回の無料。これは年齢差があると思うんです。70でも本当にぴんぴんしている人もいるし、65でもよたっとしている人もいるし。本当にそうなんです。ですから、これは一つの区切りをつけなければならないんでしょうけれども、場合によっては65か66でも対象にならないものかと思います。去年、おととしでしたか、敬老会のときに、彼女78歳ですけれども「私の目標はぴんぴんころりです」、78歳ですよ。「何を」と聞いたら、「いや、ぴんぴん生きていてある日ころりと死ぬ。だれにも迷惑かけない」。彼女が言ったので笑いとったんですけれども、そのくらい元気な人がいます。ですから年齢を、基準を設けるのは必要かもしれないんですが、その人に応じた細かな対策も考えていただけないものか。これが二つ目です。
それから三つ目がバス。無料バスを出すとなっていますけれども、非常にこれは大事なことですし大いに結構なことだと思いますが、週に今何回ぐらいを検討しているのか。これが三つ目なので、これは担当理事の方がいいかもしれない。担当理事お願いできますか。村長ですか。細かいことはやはり理事に。お願いします。
議長(大湊 茂君) 福祉部門理事。
福祉部門理事(久保 源君) それではお答えいたします。
まず1点目の、1週間に1回ではなく1カ月に1回ぐらいに休みをできないのかということでございますが、村長が先ほどお答えしたとおりなんですが、果たしてそれだけの利用者があるのか。とりあえず村としては調査をした上で、年末の休みも踏まえてアンケート調査して、それで利用者があるとするならばその辺は検討してみたいなと思います。それでやはり民間、公共ということでございますが、一応最近村の方から委託をしたわけでございまして、その時代のニーズに合っているのか合っていないのか、それは今後、再度それも含めて検討してまいりたいなと思います。
それから次に、無料の70歳よりももっと年齢を下げた方が良いのではないかということなんですが、私の方もいろいろと年代別で検討したわけでございまして、65歳以上の方々が大体3,800名です。それから、70歳以上といいますともう相当な人数なものですから、そうしますと後の方のバスの回数ともかかわりが出てきますので、当然バスも3台準備していますので、それに乗れない、また村内を予定した回数も歩けない、その辺もございまして、とりあえず今回1回目は70歳ということで年齢制限をしたわけでございます。
それから次のバスの配車計画なんですが、今細部については調整、打ち合わせをしていますけれども、一応基本的に1週間に2回村内を回る計画でございます。その地区の時間とかあるいはどこの場所を通過するのか、その辺も含めて2回を限度として今調整をしております。以上でございます。
議長(大湊 茂君) 2番。
2番(
岡山勝廣君) ありがとうございます。最初の新しい試みでありますので、最初から全部満足するわけにはいかないと思います。順次進めながら、都度検討を加えながら変えていっていただければなとお願いをしたいと思います。
それから、最後になりますけれども、実は去年の6月に私
一般質問で二次保育の質問させていただきました。それが12月に補正予算をとられ、ことしの4月から動き始めるということで聞いております。非常に素早い対応に対して評価するとともにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。これで私の
一般質問を終わります。ありがとうございました。
議長(大湊 茂君) 2番議員の質問が終わりましたので、次に、5番議員の質問を許します。
5番(木村常紀君) おはようございます。
次の件について
会議規則第61条第2項の規定により発言の通告をしたところ、議長より発言のお許しをいただいたので、次の3件について質問させていただきます。
1件目として、尾駮幹線道路3号について。
平成16年第7回
議会定例会でも質問・要望しておりますが、いまだに信号機の設置がなされておりません。一日も早い設置を望んでいるところでありますが、村としてどのような対応をしてきたのかお伺いしたい。
2件目として、入札予定価格の公表と指名業者選定について。
村では公共工事予定価格事前公表入札を実施しているところでありますが、いまだに備品等納入業務については実施されておりません。今後実施する予定があるのかないのかお伺いします。
また、指名参加業者選定についてお伺いします。私は常に、地域振興、地元振興は、商工業を初めとした地元産業育成につながるものと考えております。地元業者でできることは地元にお願いしたいということで私も頑張ってきたところであります。しかしながら、村ではいまだに一部の入札において他町村の業者を選定している状況が見受けられます。村長の見解をお伺いしたい。
3件目について、職員の採用について。
平成16年度は4名、17年度は5名の職員採用となっておりますが、できることであれば今後は全員地元採用をお願いしたいと考えておりますが、村長の考えをお伺いしたい。以上で終わります。
議長(大湊 茂君) 木村議員の質問に対し、村長の答弁を求めます。
村長(
古川健治君) それでは、5番木村議員からございました質問にお答えを申し上げます。
まず1点目の尾駮地区幹線3号線につきましては、昨年6月に供用を開始しておりますが、議員ご指摘のとおり、国道338号と尾駮地区幹線3号交差点に信号機は現在のところ設置されていない状況であります。
村といたしましては、供用開始前から野辺地警察署と県公安委員会に対し信号機設置方についてお願いをしてまいりましたが、要望地点の近くに信号機がある関係と交通量の観点から、早期設置は困難とのことであります。
村としては、当該交差点において事故が発生しておりますので、信号機設置の緊急性にかんがみ協議した結果、村単独で事業として設置することとし、事業費を新年度予算で計上しておりますので、ご理解を賜わりますようお願いを申し上げます。
2点目の入札予定価格の公表と指名業者選定についてでありますが、建設工事及び建設関連業務の予定価格事前公表につきましては、六ヶ所村公共工事等予定価格事前公表事務取扱要領に基づき、予定価格を入札通知書及び庁内において公表し入札を執行しております。
議員お尋ねの備品購入業務につきましては、予定価格事前公表を実施しておりません。
その理由といたしまして、積算行為の確認のため、数量表または金抜き設計書等の資料に基づきまして積算内訳書の提出をしていただくことにしております。
また、設計書を作成するために、建設工事及び建設関連業務の場合、関係法令等に基づいた歩掛・単価があり、それに基づき積算しておりますが、備品購入につきましては、法令等に基づいた歩掛・単価がないため、参考資料として見積書を徴収し、それをもとに積算しております。
このような事情から、備品購入業務の予定価格を公表することはできない状況であります。
今後実施する予定があるかということの質問でありますが、これらの問題が解決できない現状では困難であると判断しております。
次に、指名業者の選定についてでありますが、六ヶ所村建設工事及び建設関連業務の指名業者等選定規程、六ヶ所村建設工事等共同
企業体取扱要領、六ヶ所村建設工事等施行事務取扱要領及び六ヶ所村建設工事等指名業者選定要領にのっとり、業者指名審査会を開催し指名業者を選定しております。
本職としても木村議員と同様で、村の発展には地元
企業の育成が重要であるとの認識に立って決定しているところでありますので、ご理解を賜わりますようお願いいたします。
3点目の職員の採用についてでありますが、職員の採用方法については、地方公務員法により競争試験によることを原則としております。また、競争試験は受験資格を有するすべての国民に対して平等の条件で公開されなければなりません。
さらには、受験資格は、職務遂行上必要な最小限度かつ適当の限度において客観的かつ画一的要件を定めることとされており、村ではその原則に基づいて採用試験を実施しているところであります。
ご質問は、今後、全員地元採用にしていただきたいということでありますが、そのためには、受験資格として「村民に限る」という地域要件を付して採用試験を実施しなければなりません。
しかしながら、住所地を条件とすることは、広く人材を求めようとする地方公務員法の成績主義の原則及び平等公開の原則に反しますので、現段階では極めて難しいと考えておりますので、ご理解を賜わりますようお願いを申し上げまして答弁とさせていただきます。
議長(大湊 茂君) 5番。
5番(木村常紀君) 1件目の尾駮幹線道路3号については、私は、16年11月25日ですか、そのときの議会でも質問しております。なぜまたお願いすることになったのかということになりますと、ついせんだって、軽乗用車が突っ込んできて、いわゆる真っすぐの方が国道338より見通しがいいものですから、それとことしのこの豪雪によるちょっと左右が見えないという状況もありますので、それとあの辺の業者等が雪を積んでおりまして、それはわかるんですけれども、どうしても運転手が勘違いするというようなことが起きますので、大きな事故、死亡につながるような事故があってから設置しては何も意味がないと。この前たまたま尾駮の駐在所に行って所長と会って、二中の問題を出して、二中も亡くなってから信号つけたんだよねと。だから、亡くならなければ幾ら我々村民が要望しても、死亡事故が出ないうちはつけないのかねという話をしてきたんですよ。そういうことではあってはいけない。大事な村民の方々がそういったことで亡くなるようなことになればこれは大変なことだと思います。ぜひ、村の予算でやるということですので大変ありがたいなと思っております、一日も早い対策を講じてほしいなと、設置をしてほしいと思います。
それから2点目ですけれども、それぞれに思惑とか違いとかいろいろ執行者によっても違うと思うんですけれども、指名業者選定委員会なるものがあるということですので、それは恐らく村長は入っていないのではないのかなと私記憶しているんですけれども、その中においても、やはり私は地元でできるものは地元の業者にお願いしたい、あるいは発注していただきたい。こういう気持ちは、特に私、むつ小川原開発のために千歳平あるいはその農地を提供し、土地を提供した方々が細々と暮らしている中で、そういった目先のことと言えばなんですけれども、そういったことに頼らざるを得なかった。生活のために仕方がないということで、確かに業者は村内にはたくさんございますけれども、その中でも、まして他町村から入ってきますと、そういった業者がそうでなくても多い中で、そしてまた開発に要因があるように、その中でそういったことで細々と暮らしている業者等も、できるだけ地元に発注すればそれだけの地域の方々が救われる、あるいは商店街振興、地域振興にもつながるという自分の考えでありますので、これは選定委員長がどういう考えでやっているのかわかりませんけれども、恐らく選定委員長もそういう考えも十分お酌み取りして今までやってきたところであると思いますけれども、できる限り
企業体を組ませたりいろんな形でやっていただきたいなと思います。
昔の話をすればあれですけれども、3年ぐらい前ですか、ある業者がとって、その公認規格、公認をもらえるからそこのものを使うんだか何だかわかりませんけれども、やった経緯がありますけれども、そこでいまだに公認はとれない。どうなっているのか私はわかりませんけれども、そういったことで恐らくそのことも、地元業者もとり、あるいはその中に入った下請は恐らくそこしかないからとか、あるいはそこで公認をとらせるからとか、そういった口をきいて入ったかに私は思うんですけれども、それでもまだいまだにそれがなされていないという現状の中で、やはりそれであれば地元の人でも公認とれなくてもやれるんじゃないかという気が私しておりますので、余りまたそういった考えで、できないからできないからと言っていつまでもやっていますと、結局私みたいなこういう質問が何回も出てくるわけです。そういうことをこれから育てる意味でも、そういった業者との連動、連結を図りながら、ぜひこれから先ほど村長が答弁したように組ませて育てていただきたいなと思います。